みなさんこんにちは。
知多市の歯医者【おのうち歯科矯正歯科・こども歯科】です。
歯医者とひとくちに言っても、「一般歯科」「矯正歯科」「小児歯科」「口腔外科」などさまざまな科を標榜している歯医者があります。
多くの歯医者がある中で、患者さまに選んでもらうためには、ほかの歯医者と差別化する必要があります。
そんな中で、歯並びを整える「矯正治療」を希望する方が増えています。
矯正専門ではない当院でも、矯正相談は月10人以上あり、毎月5人ほどの患者様が矯正をスタートしています。
そのためには、今後開業を考えている歯科医師は矯正治療の習得や、症例の選択の知識は必須になります。
そこで今回は、歯科医師は矯正を学ぶメリットについてご紹介します。
歯科医師が矯正を学ぶ7つのメリット
1 矯正ニーズの増加
コロナ禍の影響もあり、厚労省の患者数の調査で平成29年と令和2年で比較すると、矯正の1日当たりの新患数は3.6倍で、再来数も1.8倍に増えていることが分かりました。
マウスピース矯正が広まってきていることや、コロナ禍でマスクをすることが多くなって、矯正中の見た目を気にしていた方も治療をしやすい環境になったことも要因として考えられています。
また、コロナ禍で外出ができない環境の中で、ファッションなどへの投資より、健康や自分に対しての投資をする方が増えていることが考えられます。
2 むし歯の減少
お子さんのむし歯(治療済みの歯)も年々減少しており、生え変わりがある6歳ころから全ての歯の生え変わる12歳頃までで、25年前と比較するとむし歯があるお子さんの割合は半分程度に減少しています。
これは、歯医者に通うお子さんの目的が「フッ素」や「むし歯予防」に変化しており、定期的に通院していることから、「予防」への意識が高まっていると考えられています。
その結果、むし歯の減少につながっています。
そのため、歯医者は治療ではなく、「予防」へとシフトチェンジする必要があります。
しかし単純に「予防」と言っても、差別化はできません。どこの歯科医院も予防にシフトしているからです。
矯正の患者様がいれば、矯正が終わる数年間はその家族全員が、自分の医院のメンテナンス患者になるのです。
3 矯正治療のご提案できる
むし歯や予防の治療で通っている患者さまが、歯並びや噛み合わせが気になることも少なくありません。
一般歯科のみの診療の場合には、ほかの矯正歯科医院にご紹介する形になるでしょう。
一方、矯正治療を学び、矯正の治療もできる場合には、自分の歯医者で治療ができます。
患者さまの慣れている歯医者で治療ができるので、信頼関係ができていることが多く、安心です。
4 矯正の売り上げで経営面でも安定しやすい
矯正治療は、ワイヤー矯正の場合には、一般的に1週間程度で調整をすることが多く、マウスピース矯正の場合でも、1~3ヶ月程度で通院が必要です。
定期的に通院していただくので、安定して経営がしやすく、矯正後も通院の習慣がつきやすくなります。
小児矯正ができるようになれば、1人の患者様につき約40万の売り上げ増加が見込まれます。
月40万あれば、歯科衛生士1人・歯科助手1人を雇用する事ができます。
5 子ども矯正も受け入れられやすい
歯医者を苦手なお子さんは少なくありません。
ただし、小さいころから定期的に通院していただくことで、歯医者に通う習慣ができているお子さまは歯医者に対して苦手意識が少ない傾向になります。
また、定期的に通院していただいているお子さんは、治療が必要ない子が多く、歯医者で痛い思いや不快な思いをしているお子さんが少ないといわれています。
定期的に通院してお子さんの歯並びが悪い場合にも、同じ歯医者で矯正治療に移行することで、スムーズに信頼関係を築きやすくなります。
また、小さなころから矯正をスタートすることで、顎の成長を利用した矯正治療ができます。
歯並びが悪いお子さんは、顎が小さくてスペースが足りないことが少なくありません。
そのため、歯の大きさと顎の大きさのアンバランスになっている場合が多いのですが、顎の成長を促しながら、歯並びを正しい位置に生えてくるように誘導することができます。
6 「予防」してもらいやすい
矯正治療をしている患者さまは、ブラッシング指導を行っているので、セルフケアを十分にできる方が多くなります。
また、装置に汚れが着かないように、丁寧にブラシングをすることが多いため、歯磨きも上手な傾向になります。
矯正治療をすることで、お口の中に関心を持ってもらいやすく、定期的に調整に通っていただいている期間に歯磨きの仕方やデンタルフロス、タフトブラシなどデンタルケアグッズの使い方なども確認ができます。
歯並びが整っている方は、歯ブラシも当たりやすくケアしやすいですが、定期的に歯医者に通院する習慣がついていることで、定期検診にも積極的な傾向になります。
さらに子どもが矯正に通っていると、その両親も予防歯科に通う傾向があるため、院長の治療に依存しなくても経営が成り立ちます。
7 お口の中の関心が高くなっている
欧米では、歯に対する意識が高く、矯正治療を受けるお子さんが多いです。
ガタガタな歯並びは、ドラキュラや管理ができていないイメージなどネガティブな印象を受けることも多いと考えられており、お子さんの歯並びに関して積極的です。
矯正治療をすることは、一種のステータスとして捉えられるので、表側矯正を好んで選ぶ方がいるほどです。
矯正治療のために、積立てをする保険があったり、会社の福利厚生で、お子さんの矯正費用の補助が出たりする会社もあるほどです。
日本では、以前は矯正に対して「装置が目立つ」などのマイナスのイメージがありました。
しかし、装置が改良されて、白や透明の審美ブラケットや審美ワイヤーを選択できるようになり、矯正治療中の見た目も配慮されるようになっています。
また、裏側矯正やマウスピース矯正も選択できるようになり、矯正中の見た目がさらに分かりにくくなっています。
患者さまのお口の意識も変わってきており、歯医者もむし歯を治療するところから「予防」をする場所に変わりつつあります。
予防を意識している方は、歯並びにも関心を持つ方が多いので、予防歯科に力をいれているところは、矯正治療の需要も増えていくでしょう。
8 今後の開業医には必須
補綴、義歯、インプラントが大幅に減少している現状では、矯正治療の習得は必須です。
矯正治療ができなければ、予防へのシフトも難しくなっています。それはどの歯科医院も予防をしており、差別化ができないためです。
2024年の保険改定で「口腔機能」の内容がより重要視されてました。国としても歯並びや口腔機能を今後重視してきている事がわかります。
おのうち歯科・矯正歯科・こども歯科では矯正の治療も学ぶことができます
当院は院長と矯正専門医が矯正を行っており、毎日矯正患者が来院されます。
月2回の矯正専門医の治療日は、ドクター全員で患者様を治療するので、診断から治療方針まで身に付きます。
【当院で身に付く治療装置】
診断・精密検査・拡大床・バイオネーター・ヘッドギア・BJA・クワドヘリクス・バイヘリクス・ナンス・リップバンパー
・リンガルアーチ・パラタルバー
おのうち歯科・矯正歯科・こども歯科では、予防はもちろん、矯正治療の知識も得ることができるので、ご自身のアップデートにつながると思います。
一緒に働くスタッフが働きやすい環境を整えていますので、矯正治療を学びたいと思う方はお気軽にご相談ください。