歯科医衛生士の働き方もさまざまな選択肢が出てきており、セミナーで講師として活動する働き方もあります。
セミナーとひとくちに言っても、さまざまな分野があります。
最近では、接遇に力を入れている歯科医院も増えており、スタッフ教育、患者さまへの対応をセミナー講師として伝える方法があります。
また、患者さまにむけて口腔ケアのセミナーを伝える方法などもあります。
そこで今回は、セミナー講師としての歯科衛生士の働き方についてご紹介します。
セミナー講師としての働き方
スタッフ教育のセミナー
歯科衛生士の学校を卒業しても、実際に働いてみてから「どうすればいいの?」と戸惑うことは少なくありません。
スタッフ教育にきちんと時間を確保できればよいのですが、実際はスタッフの人手が足りず、すぐに色々なことを任されることもあります。
スタッフ教育を歯科医院で行うことが難しい場合に、スタッフ教育のセミナーがあります。
また、インプラントのサポートなど、特定の技術を伝えるセミナーもあります。
セミナー講師は、実際に経験していることを伝えることができるため、今までの経験が役に立ちます。
・接遇のセミナー
患者さまが歯科医院にいる間、リラックスできる空間作りを心掛けている歯科医院が増えており、患者さまとのコミュニュケーションの取り方や自費につなげるトークの仕方など、接遇に関してセミナーをする講師もいます。
ただ、治療するだけでなく、見た目の満足度の高い自由診療ですが、費用面のことが気になって敬遠される場合もあります。
患者さまの不安を解消できるように、分かりやすい資料を作成して掲示しておくなど説明しやすい工夫をする必要なども指導してもらえます。
・患者さまに向けて口腔ケアセミナー
小さなお子さんに向けて、「予防」を習慣化していつまでもお口の健康を保つことを目的にしているセミナーやシニアの方に向けた口腔ケアや口腔リハビリなどお口に関するセミナーもあります。
歯科衛生士として、口腔管理をしてきた知識を発揮できますし、お口の環境を整えてもらうために大切なことを伝えることができるため、やりがいがあります。
オンラインによるセミナー開催
従来のセミナー講師は、セミナー会場や歯科医院に来院してセミナーを行う対面方式が多かったのですが、地方でセミナーが受けられない方のために、オンラインセミナーも広まりつつあります。
オンラインであれば、定員数も大幅に増加することができますし、セミナー会場まで遠い方でも気軽に受講ができます。
セミナー講師になるためには?
セミナー講師になるためには、資格が必要というわけではありません。
誰でもセミナー講師になることは出来ますが、やはり経験や知識がある方がセミナー講師として活躍できます。
臨床経験などの基礎があってこと成り立つ仕事といえるでしょう。
歯科医院で働く歯科衛生士の方で、セミナー講師になりたい方は自分がアピールできるポイントや強みがあると、セミナー講師として働きやすくなります。
しっかりと歯科衛生士としての実績を作って将来の働き方の1つとして目指す方がいいのかもしれません。
セミナー講師として活躍するためには?
セミナー講師として、歯科医院に働く働き方は多くはありません。
多くの方がフリーランスとして働き、セミナーや歯科医院勤務などを行いながら活動しています。
セミナー講師としてだけ働きたい場合には、自分でセミナーを獲得しながら個人事業主になる方法が考えられます。
その際には、一般的な歯科医院で働く働き方とは別に人脈を広げたり、仕事のきっかけ作りをしたりする必要があります。
まずは、実績を作ることからスタートしていきます。
そのため、すぐにセミナー講師だけで働く働き方ではなく、フリーランスとしてセミナー講師だけでなく、執筆活動や歯科医院で勤務する働き方などと並行して働く方が多いでしょう。
数は少ないですが、口腔ケアセミナー専門の歯科衛生士を募集している場合もあります。
患者さまに向けて口腔ケアの方法をお伝えする仕事内容です。
ただし、安定してセミナー講師をし続けるためには、実績を積んで、仕事を獲得していく必要があります。
【まとめ】
歯科衛生士としての働き方は歯科医院で働くだけでなく、セミナー講師やフリーランス、ホワイトニングサロンの経営など選択肢があります。
ただし、どの分野でも基礎がきちんとしていることが大切で、日々の歯科衛生士業務が丁寧にできていることが大切です。
また、歯科医院で働く働き方は安定していますが、そのほかの働き方は自分で決める自由度が高い分安定しているとはいえません。
おのうちデンタルクリニックでは、歯科衛生士の基礎をしっかり学んで自分の強みを作ってもらえるようにさまざまなサポートを行っています。
歯科衛生士としての基礎をしっかり学びたい方はお気軽にお問合せください。