勤務歯科医と開業歯科医の比較

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歯科医院で働いている歯科医師は、「勤務歯科医」と「開業歯科医」がいるのをご存じですか?

最近では、数名の歯科医師がいて治療を担当している所も増えており、チームで歯科医療を行っている歯科医院も増えてきています。

その中で今回は、勤務歯科医と開業歯科医についての比較のお話をします。

 

歯科医師の年収

 

歯科医師全体の年収は厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査に結果によると、全体の平均が約770万円でした。

勤め先や勤務歯科医か開業歯科医によっても違いがあります。

また、この金額から健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料などが差し引かれます。

 

 

勤務歯科医

 

勤務歯科医は歯科医院に雇用されて働く歯科医師です。近年、医療法人化している歯科医院も増えてきており、1歯科医院1歯科医師のスタイルではなく複数の歯科医師が勤務している形態も増えてきています。

歯科医院がどんどん増加している中で、開業ではなく、勤務歯科医師という選択肢も出てきました。

勤務歯科医の場合、経営などのマネジメント業務や歯科衛生士や歯科助手の人材教育などは比較的医院の方針に従うため、治療だけに専念しやすいメリットがあります。

また、当院は「予防」主体の歯科医院作りを行っており、「予防専用フロア」があり、「予防専用チェア5台」、メンテナンス患者様が1日70名以上です。

そのため、予防を主体とする歯科医院の成り立たせ方を学ぶことができます。

また、新規開業は、患者さまの集患開業資金の調達などが必要ですが、勤務歯科医師の場合は、自分で負担することなく仕事ができます。

 

開業歯科医

 

自分の方針を決定することができ、やりたい治療を行うことが可能です。

また、収入の上限も広がります。

勤務歯科医の先生は「固定給と歩合給」で契約している方が多いかと思います。

固定給の場合には来院数などは関係なく、給与が保証されていますが、給与は大きく変わりません。一方歩合給で契約している場合には、来院数や治療内容によって給与が前後します。

開業すると、経費を差し引いた金額の中から自分の給与を決定することができます。

そのため、給与の保証はありませんが、その分給与の幅も広がります

また、勤務歯科医は勉強会などの費用も自分で支払うことが多いですが、開業歯科医の場合、経費として行くことが可能になります。

年商1憶(年収3000万)を超える歯科医院もあり、経営の能力が高ければ収入もあがります。

近年は歯科医院が多く、儲からないと言われていますが、年商1憶を超える歯科医院も多く存在します。

当院は年商1憶をはるかに超えており、日本の開業医の1%以内の売り上げがあります。

しかもそのほとんどがメンテナンスで成り立っており、院長がいなくてもまわる仕組みとなっています。

 

開業資金はどの程度かかる?

 

歯科医師が開業するためには、「機械などの設備費」「施設費」「運営費」「人件費」などを合計すると5000万円~1億円程度かかるといわれています。

都市部と地方によっても違いがありますが、多くの資金が必要です。

自己資金でまかなうのは難しいことが多く、銀行などから借り入れをするケースが多いため、毎月の返済費用がかかります。

また、それだけではなく、毎日使用するエプロンやコップなどの備品や機械が壊れた時の修理費用などもかかるため、開業したらすぐに多くの給与をもらえるというわけではないようです。

 

人材教育の必要

 

歯科医院でメンテナンスやクリーニングをするのは歯科衛生士ですが、歯科衛生士、歯科助手の人材教育の必要もあります。

また、歯科医院の増加に伴い、歯科衛生士不足があり、充実した歯科医院の経営のためには歯科衛生士の確保も大切です。

当院のある知多半島には歯科衛生士学校がありません。

しかし、毎年何人もの新人歯科衛生士の入社が決まっています。

 

特に最近では、むし歯になってから治療するのではなく、予防のために歯科医院に通う「予防」をメインとした歯科医院が増えてきています。

そうすると、予防を担当する歯科衛生士が必要になり、人材の確保が大切なのです。

歯科の知識は色々な分野があり、「矯正」「審美治療」「インプラント」など先端医療は日々進化しています。

そのため、勉強会などで知識をアップデートする必要があり、歯科医院で勉強したり、ミーティングをしたりして情報を共有することが大切になってきます。

当院の院長は3つの勉強会に参加しており、強制ではありませんが、希望があれば勉強会に参加することも可能です。

 

経営の戦略も必要

 

多くの歯科医院がある中で患者さまは家や会社の近くだけでも、複数の歯科医院があり、選択できる立場になります。

そのため、ほかの歯科医院と差別化をはかる歯科医院が増えてきています。

矯正歯科は、お子さんの時期から歯並びを整えることでさまざまなメリットがあります。

お口の健康のためには、歯並びを整えることが見た目の審美性だけでなく、汚れが落としやすくなるため、むし歯や歯周病予防につながります。また、しっかり噛めることは肩こりや頭痛などの身体の不調を予防する上でも大切です。

そのため、お子さんのうちから矯正歯科に取り組むことが大切なため、予防をする上でお子さんからの矯正歯科の需要が高まっています。

そして、矯正治療を行っているお子さんやご家族は歯科に対する意識が高く、予防に移行しやすい特徴もあります。

当院では院長は矯正の相談、分析、診断、治療を行っており、いつでも指導が可能です。

そのため、矯正を学びたい歯科医師の方はぜひお問合せください。

 

【まとめ】

 

現在は必ず開業という選択肢ではなく、勤務歯科医をして働く道もあります。

開業した場合には、治療が自由にできたり、給与の幅はあったりしますが、保証はありません。

また、多くの資金をかけて開業しても、集患がうまくいかなかったり、人材確保が難しかったりする場合もあります。

 

今後どのような働き方をするかは、時代にニーズに合った需要を考えていく必要があります。

 

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