学校「歯科健診」と歯医者で受ける「歯科検診」は違いがあるの?

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みなさんこんにちは。

知多市の歯医者【おのうちデンタルクリニック】です。

 

学校で受ける「歯科健診」と歯医者で受ける「歯科健診」は、読み方は一緒ですが、内容が少し異なります。

学校やお子さんの集団健診と歯医者の歯科検診は、「目的」に違いがあります。

そこで今回は、学校の歯科健診の内容や歯医者の歯科検診の違いについてご紹介します。

 

学校や自治体で行う歯科健診とは?

小さなお子さんは、1歳半検診と三歳健診の際に歯科健診を受けます。

また、小学生~高校生の方も学校に歯科医師や歯科衛生士が来てお口の中を確認する歯科健診があります。

この歯科健診で自分の健康状態を把握して、積極的に改善するようにする意欲を高めることを目的にしています。

 

学校健診の目的

学校健診の目的は「健康」「要観察」「要医療」のスクリーニングを行い、3つにふるい分けることで、精密な検査ではありません。

 

たくさんの人を目視で確認するため、気になる所があった場合には、歯医者に通院するように勧めることもあります

 

レントゲン撮影ができないため、歯と歯の間など目視では難しい部分に関しては、歯医者で確認する必要があります。

 

学校健診ではどんな判定がされているの?

 

学校健診の際に「C1」,「マル」、「斜線」など歯科医師が言っているのを聞いたことはありませんか?

歯の状態を記録するために、略語が使われています。

 

  1. 処置歯(マル) むし歯の治療が終わっており、詰め物や被せ物になっている
  2. 斜線(/、-) 永久歯・乳歯とも問題がないこと。
  3. 未処置歯(C) 治療が必要なむし歯のこと。C1,C2,C3,C4とありますが、数字が大きいほどむし歯が進行しています。
  4. 要注意歯(CO) 明らかなむし歯はみとめられないが、白く白濁していたり、むし歯の初期の段階の症状がみられたりする場合は、歯医者で経過観察が必要
  5. 要注意歯(CO) 明らかなむし歯はみとめられないが、白く白濁していたり、むし歯の初期の段階の症状がみられたりする場合は、歯医者で経過観察が必要な要注意歯です。
  6. 要注意乳歯(✕) 抜歯が必要か検討する乳歯のこと。
  7. 歯周疾患要観察者(GO) 歯肉炎など歯ぐきの炎症などが見られるが、ブラッシング次第で改善が見込める状態です。

この中で、注意が必要なのは、C、CO、✕、GOです。

要注意な歯も入っているため、すぐに治療にならない可能性があります。

ただし、そのまま放置してしまうと、むし歯や歯周病になる可能性がある歯です。

まずは、定期的に検診をして、お口の健康を維持するようにしましょう。

 

歯並び・噛み合わせの確認

定期的な健診が必要

すぐに処置が必要ではありませんが、不正な歯並びになる可能性があります。

定期的に確認をして、歯並び・噛み合わせをみていきましょう。

 

・歯科医師による診断が必要

歯並びの不正があり、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れている状態です。

出っ歯、受け口、開咬などが考えられます。

 

学校の検診では、むし歯のお子さんは減少傾向になりますが、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れているお子さんが増加傾向になります。

 

これは、歯ごたえのある食事が少なくなり、やわらかい食べ物が中心の食卓になっていることが考えられます。

ファストフードなどのやわらかい食事はあまり噛まなくても食事ができてしまいます。

 

歯が成長期のお子さんは、「しっかり噛む」ことで顎の成長を促します。

しかし、やわらかい物中心の食事では、あまり噛む必要がないため、十分な顎の成長が促されにくくなってしまいます。

 

そうすると、歯が並ぶスペースが足りなくなってしまい、歯並びの悪いお子さんが増えています。

 

・矯正は顎の成長を味方につけられる時期に

永久歯が生え変わっていないお子さんの時期の矯正は、顎の成長を促しながら、正しい位置に永久歯が生えてくるようにサポートが可能です。

永久歯が生え揃うと、大人と同じ矯正方法になるため、矯正をご希望の方は、よりよいタイミングで矯正治療をスタートしましょう。

 

・定期的な健診が必要

顎関節

口を開けるとカクンと音がする。

口が開けにくい。

 

・歯科医師による診断が必要

顎の関節に痛みがあったり、口が指2本以上開かなかったりする場合には、顎関節症の可能性があります。

そのまま放置していると、顎の負担がかかり続け、顎が痛くて食事ができない場合もあります。

 

歯医者で行う歯科検診とは?

歯医者で行う歯科検診は精密な検査で、レントゲン撮影をしてお口の中を確認します。

・むし歯の有無

・治療後の経過のチェック

・歯ぐきのチェック

・歯石・歯垢取り(クリーニング)

・歯磨きのチェック

 

汚れが着いている部分は、患者さまに確認していただき、その部分の汚れの落とし方も確認します。

また、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すること細かい汚れを落としましょう。

 

【学校健診の指摘もおのうち歯科・矯正歯科・こども歯科まで】

学校健診で指摘された部分は、おのうち歯科・矯正歯科・こども歯科までお気軽にご相談ください。

お子様からシニアの方まで幅広くご来院いただいていますので、安心して治療を受けることができます。

また、定期的に検診を受けていると、クリーニングだけで終わることもあり、お口の健康を維持するために大切です。

 

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