みなさんこんにちは。
愛知県知多市の歯医者【おのうち歯科矯正歯科・こども歯科】です。
歯医者で働いている歯科衛生士は、国家試験を受験して資格を取得しています。
93~95%以上の合格率がある歯科衛生士の国家試験は、難関試験ではありませんが、きちんと理解をしていないと、不安な方もいるのではないでしょうか。
国家試験で勉強することは、今後の歯科衛生士として働く上で大切なことばかりです。
そこで今回は、今後の仕事をする上で大切な歯科衛生士の国家試験についてご紹介します。
歯科衛生士の国家試験とは?
年に1度の試験で、毎年3月の初旬の日曜に開催されます。
合格発表時期は3月の下旬になるため、就職活動は歯科衛生士国家試験の発表を待たずにすることが多くなります。
試験会場は全国の主要な都市で開催されており、令和6年は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県で試験を受けることができます。
歯科衛生士国家試験の試験科目とは
全部で9つの科目に分かれており、マークシート形式で選択性になります。
- 歯科予防処置
- 歯科保健指導
- 歯科診療補助
- 臨床歯科医学
- 歯科衛生士概論
- 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
- 疾病の成り立ち及び回復過程の促進
- 歯・口腔の構造と機能
- 人体(歯・口腔を除く)の構造と機能
試験が終わった後に合格基準が発表されますが、全体の6割以上を取っていないと合格基準には達しません。
午前と午後の試験に分かれ、それぞれ110問ずつ出題され、合計220点満点です。
高い合格率の歯科衛生士国家試験ですが、年に1回しか受験することができないため、歯医者で歯科衛生士と働くためには必ず必要な資格です。
そのため、学校での毎回の授業を習得していることはもちろん、過去問を何度も解きなおして試験の対策を検討しましょう。
歯科衛生士国家試験に向けての勉強方法
学校での講義
毎日行われている学校での講義は歯科衛生士国家試験にもつながります。
1年生のころから、きちんと理解して習得しておくと、試験対策にもなります。
過去問
実際に過去に出題された問題は似たような問題が出る場合があります。
自分の苦手な部分を把握するためにも役立ちますし、問題の傾向を見るためにも何年分か過去問を解いて国家試験対策をしましょう。
苦手な科目の出題傾向の把握や問題数の多い科目を重点的に行うなど対策をしていくことをおすすめします。
インターネットの活用
スマートフォンのアプリで過去問に対応しているものもあるので、移動時間やちょっとした空き時間を利用して国家試験対策をすることができます。
また、you tubeにも試験対策の動画がありますので、参考にしてみる方法もあります。
ただし、you tubeは情報が古い場合などもあるため、信頼ができる情報なのかきちんと把握する必要があります。
歯科衛生士の国家試験を受験するためには
歯科衛生士の国家試験を受験するためには、国が定めた機関(専門学校・短大・大学)に通って、決められたカリキュラムを受ける必要があります。
多くの学校は3年制ですが、4年制の大学もあります。
4年制の大学の場合には、基礎学習やゼミの講座がある大学もあり、他の学部と一緒に学ぶ機会もあります。
どちらを選択しても、カリキュラムを終えると歯科衛生士の国家試験を受験ができます。
歯科衛生士の仕事内容は?
歯科衛生士の主な仕事内容は3つの業務に分けられます。
・歯科診療補助
治療する際に、歯科医師の指示の元バキューム補助をしたり、被せ物の型取りなどをしたりします。
・歯科予防処置
お口のトラブルの原因である「歯垢」や「歯石」は歯磨きだけでは全て落とし切ることが難しいです。
そのため、定期的な検診でお口の中をクリーニングして、清潔なお口を保てるようにサポートします。
また、むし歯予防のために、「フッ素塗布」も行います。
フッ素には、「歯を強くする働き」「むし歯菌を抑制する働き」「歯の再石灰化を促進する働き」があります。
歯医者で塗布するフッ素は、歯磨き粉に入っている物より濃度が高いので、3ヶ月程度効果が見込めます。
・歯科保健指導
患者さまのお口の状態は一人一人違うので、患者さまに合ったセルフケア方法を指導します。
歯磨きだけでは、苦手な部分に汚れが残ってしまうことも少なくありません。
デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用して、細かい汚れを落としていただきます。
歯科衛生士は、お口に合った歯ブラシや歯間ブラシのサイズ、デンタルフロスの使い方など、毎日の歯磨きで分からないことをお伝えし、セルフケアに役立てていただきます。
歯科衛生士としてステップアップしたい方はおのうち歯科・矯正歯科・こども歯科へ
おのうち歯科・矯正歯科・こども歯科では、臨床実習施設になっており、奨学金制度も導入しているため、新人衛生士が入職しやすい環境が整っています。
また、予防専用フロアがあるため、歯科衛生士が患者さまのメンテナンスを集中して担当できる環境もあります。
患者さま一人一人と向き合っていただけるように、担当制も導入していますので、歯科衛生士としてステップアップしたい方を応援しています。